僕だけが知らぬ街

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本当にあった怖い話〜17年前の寄せ書き〜その2

今回は前回に引き続き、私が17年前に体験した寄せ書きに纏わるお話をお送りしていきたい。

17年もの間、ずっと頭と記憶の中でつかえていたものを、ぜひ解消したいと私は考えている。

どうか、その真相究明のため、読者の皆様のご意見を伺えれば幸いである。

 

前回は2000年に発生したこの一連の奇妙な出来事のあらましをお送りし、記事を終えた。

hiroto901219.hatenablog.com

 

今回は時間を現在に戻し、2017年、現在のお話から書き始めることにする。

 

2017 メルボルン

相変わらず、暑い日が続いているメルボルン

先週は37度という尋常ではない暑さを記録し、時期はクリスマス間近ながら夏の到来を感じずにはいられない気候が続いている。

しかし、厳しい暑さが続くこのメルボルンの気候とは裏腹に、少し肌寒くなるような感覚を覚える出来事を、私は必死に思い出そうとしていた。

 

17年前の一件。

私は転校に伴い、クラスメイトから寄せ書きをもらった。

そこには計30枚ほどのメッセージがあった。

クラスメイトからのメッセージは、それぞれ個性がありつつも、すべて心温まる内容になっていたのだが、1枚だけ不可解なメッセージがあった。

あの異質で不可解な例のメッセージ。

夏海と書かれたそのメッセージには、理解に苦しむ2つの文章が記されていた。

17年経った今でもあのメッセージの意味は定かではない。

あれの意味することは何なのだろうか?

そして、一体誰からのメッセージなのか?

 

私は真相究明のため、まずは例のメッセージを分析することから始めてみることにした。

例のメッセージは、他の2つのメッセージと比べ、大きく違う点が2点ある。

1点目はメッセージの書かれた紙について。

中里夏海のメッセージも佐竹なつみのメッセージもおそらく学校で配られたであろうメッセージ用の紙に書いてあったのに対し、こちらのメッセージはノートの切れ端に書いてあったのだ。

このノートの切れ端はハサミなどで綺麗に切ったものではなく、手で千切ったように見える。

 

2点目は、文章の内容に関して。

まずはこちらを見て頂きたい。

 

じかんきたらおしえてね

夏海

じかんだよ

 

ほぼ全員のメッセージがひろとへで始まり、◯◯よりで締めているのに対し、このメッセージは見ての通り、ひろとへがない。

さらに他のメッセージは、他の学校へ行っても元気でね、今までありがとうなどといったような内容だったのに対し、こちらのメッセージは意味がまったくわからないときてる。

このように明らかに異質な雰囲気を漂わせるこのメッセージ。

一体誰が何のために書いたものなのだろうか。

 

次にありとあらゆる可能性を考えてみよう、と私は頭と動かし始めた。

誰が何のためにやったことなのか。

あらゆる角度から考えうる可能性を模索した。

その中で出て来たいくつかの説をここから提示していくことにする

 

1 中里夏海、または佐竹なつみが間違えて2枚のメッセージを書いた

前回の記事でも言及した通り、うちのクラスにはなつみという名前の女の子が2人いた。

中里夏海と、佐竹なつみだ。

このどちらかが間違えて2枚書いてしまったとは、考えられないか?

そう考えてすぐ、私はこの考えがあまり論理的ではないことに気づく。

そもそも、寄せ書きをもらった当時もこの考えはすぐに思いついた。

しかし、メッセージを確認してすぐにそれは違うと、思い直したのを覚えている。

名前の表記と筆跡がその証拠である。

 

ひろとへ

向こうの学校に行っても元気でね!

あと、住所教えてね!

また会おうね!

中里夏海より

 

中里夏海のメッセージは、漢字で中里夏海という名前が書かれており、色ペンを用いて書かれた可愛らしいメッセージが特徴的な1枚だった。

さらに字も上手くて読みやすい。

 

ひろとへ

向こうの学校へ行ってもサッカー頑張ってね!

さたけなつみより

 

一方の佐竹なつみのメッセージは鉛筆のみで書かれているシンプルなものだった。

字は中里と比べるととても上手いとは言えないが、読めないことはないといったレベルか。

こちらのメッセージは中里夏海とは違い、すべてひらがなでさたけなつみと書かれていた。

 

じかんきたらおしえてね

夏海

じかんだよ

 

最後に例のメッセージ。

こちらも鉛筆のみで書かれているシンプルな作りだが、筆跡を見るに中里夏海が書いた物とは到底思えない。

それほど、このメッセージの字は汚く、男子の書いた字のようにも見受けられる。

一方、佐竹なつみの筆跡と比べるとどうか。

たしかに両メッセージは鉛筆で書かれている点も共通項としてあり、筆跡も似ていると言えば似ていなくもない。

ただ、佐竹なつみがこれを書いていないはっきりとした理由がある。

それは、名前である。

例のメッセージには漢字で夏海と書いてあった。

字だけで言えば、中里夏海と同じ表記である。

しかし、佐竹なつみの表記はひらがなでなつみと書く。

よって佐竹なつみがこのメッセージを書いたとは考えられないという結論に至る。

また、名前の一致がある中里夏海に関しても筆跡の大きな違いから、ありえないと考えられる。

よって、このメッセージは第三者が書いたのではと推測される。

 

2 何者かがイタズラで残したメッセージ

次に思い浮かんだ説はこれ。

何者かがイタズラ心でこのメッセージを残したという説。

字から察するに男子が書いたとも考えられる。

しかし、仮にイタズラだったとしてこの文章の意味は何なのだろうか?

そして、その目的は?

さらに、なぜわざわざ夏海という名前を名乗ったのか?

まず、文章の意味に関してだが、およそ9歳がイタズラ目的でチョイスしたにしては、あの文章は絶妙過ぎる気がする。

 

じかんきたらおしえてね

夏海

じかんだよ

 

たとえば、イタズラで何か文章を残すとして、9歳の子が書く文章などたかが知れている。

しかし、あの文章の何か意味がありそうな雰囲気はどうだろう。

とても9歳の子が考えたとは考えにくい。

さらに、その目的も不明だ。

この文章で何を伝えたかったのか。

じかんとは何を指すのか?

さらに第1文が時間が来たら教えてねと言っているのに対し、第2文では時間だよと時間が来たことの宣告をしている。

この矛盾は何なのだろうか。

くわえて、夏海と名乗る意味もわからない。

仮に本名を名乗りたくなかったとして、なぜ夏海の名前を借りたのか。

以上のようにこの説は謎が多過ぎるため、一度他の説を考えてみることにする。

 

3 佐竹なつみが嫉妬のために書いた説

これはある女の友人に言われた説である。

私と中里夏海は幼稚園の頃からの仲で、小学校でも仲がよかった。

そこに特別な感情はなかったが、周りからもかなり仲がよかったと思われていたに違いない。

それをよく思わない子がいた。

佐竹なつみだ。

佐竹なつみは私のことが好きだったが、引っ込み思案な性格なためなかなか私と仲良く話したりはできなかった。

さらに、小学校で初めて私と出会った佐竹なつみと、幼稚園から一緒の中里夏海とでは、その仲の良さの差はなかなか埋まることはない。

そんなことから、佐竹なつみは幼ながら嫉妬心を覚えた。

そんな折、突然私の転校が決まった。

佐竹なつみは私に告白をしたかったが、そんな勇気もなかったため、あるメッセージを私に残した。

そのメッセージがあのメッセージである。

じかんきたらおしえてね、とは佐竹なつみのことを好きになったら教えて欲しいという意味でじかんだよとは今好きになって欲しいという意味が込められている

と、このように女の子の複雑な嫉妬心があのメッセージに込められているのではないか、と私の友人は推測した。

仮に佐竹なつみが私に好意を寄せていたとすれば、たしかに理解できなくはないのだが、文章の解釈などは少し無理矢理な気もする、というのが私の正直な感想である。

さらに、この説には1つだけ穴がある。

それはメッセージに残されていた名前である。

1でもお話したように、中里夏海が漢字でなつみと書くのに対し、佐竹なつみはひらがな表記で、なつみなのである。

一方、例のメッセージに書いてあったのは漢字で夏海。

よってこのメッセージは佐竹なつみが書いたとは考えられない。

この穴に関して私が友人に話すと、その友人はさらにこんな説を唱え出した。

 

4 佐竹なつみが中里夏海になりすましメッセージを書いた

この説の前提は説3と同じように佐竹なつみが私を好きだということが前提のもと、唱えられている。

佐竹なつみは私が好きだったが、中里夏海との仲の良さに勝てる見込みがないと踏み、不可解なメッセージを残すことに決めた。

さらに、そのメッセージを中里夏海になりすまし書くことにより、私の記憶の中に中里夏海=気持ち悪いという印象を残そうとした。

その結果、あのような不可解な文章が作られ、さらに名前はあえて漢字で夏海と書くことになった。

告白などできそうもなかったが、せめて中里夏海の印象を落としておきたいという、佐竹なつみの嫉妬心から来る行動なのではないか、と私の友人は言った。

この説は正直、男の私には理解ができなかった。

なぜなら、これをやることによる佐竹なつみのメリットが何もないからである

そう言うと、私の友人は女性にしかわからない心理というものがあるんだよ、と返してきた。

この説に関しては、1番筋が通ってはいるのだが、男の私には理解不能な説なので、ぜひ女性読者の方に意見を伺いたいところである。

 

5 実は他になつみという同級生がいた

実は中里夏海と佐竹なつみの他に3人目のなつみがいたのではないか?という説。

私の記憶では、なつみという同級生は学年に2人しかいなかったはずだ。

しかし、昔の記憶ほどあてにならないものはない。

私が転校したのは、小学4年の一学期で、当時私はまだ9歳であった。

今から17年も前の話である。

記憶の劣化とともにもう1人のなつみの存在を忘れていたとしても、なんら不思議はない。

ただ、この件が正しいか否かに関して私には確かめる術がなかった。

まず、私は卒業アルバムをもらっていない。

というのも、私は4年生の途中で転校してしまったので、当時の小学校の卒業アルバムがないのは当然である。

卒業アルバムさえあれば、その当時の同級生を確認できるのだが。

次に、当時の友達との連絡手段について。

当時、私が転校したのが小学校4年の頃だったので、もちろん携帯などは持っていなかった。

さらに、今あるようなSNSなどまったくなかった。

よって、現在の私は彼らの連絡先がひとつもわからない。

仮にあの頃にFacebookなどがあり、携帯を持っていれば結果は変わっていたかもしれない。

 

と、ここまで考えてひとつの出来事を思い出す。

Facebook

そうだ、Facebookだ。

 

先日、この一件を思い出すきっかけになった出来事。

Facebookの友達にかも?に突如現れた中里夏海のアカウント。

もう彼女に連絡するしかない。

彼女にこの一件を直接聞く以外に真相に辿り着く術はない。

 

そう思い立ち、私は意を決してFacebookの友達申請を中里夏海に送った。

 

2017年、夏、メルボルン

私は依然として2000年、夏の思い出の中にいた。

 

次回へ続く。

 

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