本当にあったファームの怖い話〜いちごファーム編〜 その4【オーストラリア編】
みなさん、おはこんばんちは!
ひろとです!
本日のテーマはこちら!
本当にあったファームの怖い話〜いちごファーム編〜 その4
前回はコーワーカーが洗脳されてしまったのでは?
今回はこのシリーズの完結編です。
A君が文字通り死にかけた最大の事件についてお送りしていきます
例によって、便宜上あたかも自分が体験したような書き方をとっていますが、あくまでも友人の体験談なので悪しからず。
では、今回も張り切ってスタート!
ケース3 運転事故接触未遂事件
仕事をスタートしてから2週間が経とうとしていた。
この頃の私といえば、
というのも、1週目に続き2週目も収入が支出を下回り、
このままセカンド取得までの期間、
そもそも、
そうなってはセカンドどころではないので、
そんな不安定な面持ちのまま、3週目がスタート。
この日もいつも通り、早朝に強制的に起こされ、
もう2週間も続いている、いつも通りの流れである。
この日のドライバーもいつも通りコリアンのコーワーカー。
彼の運転のもと、ファームへ出発した。
50分もあるファームまでの道のり。
私はドライバーの人には申し訳ないと思いつつも、
もちろん、それは私だけではない。
ドライバーを除いた同乗者のほぼすべてが毎回寝落ちしてしまって
ただ、この日はなぜかたまたま私は眠らずにいた。
もしあの時私が寝ていたら、そんなことをたまに考えるが、
シェアハウスを出て10分は経っただろうか。
まだ朝日の登っていない暗い山道を車は飛ばして行く。
時刻は4時27分。
当然のことながら、この時間の車通りはないに等しい。
よって車はなかなかのスピードを伴いながら、
少し眠くなってきた。
まれに現れる対向車のハイビームに設定されたライトが眩しく車内
山道ではライトをいわゆるハイビームに設定している車が多い。
ただ、
まだ随分と先にいる対向車のライトが車内に降り注ぎ、
ライトに照らされる度にうつらうつらしていた自分は少し目が冴え
そんなことを何回か繰り返し、夢と現実の行き来をしていた頃、
何か居心地が悪い。
なんとなく、体全体が安定しない。
なんだと思い、目を開けてみる。
周りを見るにまだ山道を走っているようだ。
と、次の瞬間。
車が横に少し揺れ、不安定な走り方をし始めた。
これだ!
どうやら、
しかし、どういうことか?
まさかと、思った瞬間また車体が横に揺れた。
もう間違いない。
ドライバーの彼が寝ているのだ!
すぐさま身を乗り出し、彼の様子を確認する。
やはり、彼はほぼ寝落ちする手前であり、
これはやばいと、思った次の瞬間、
またハイビームにセットされたままの光が車内に降り注ぐ。
とりあえず、
と、そこであることに気づく。
ライトがいつも以上に眩しいのだ。
先ほども説明した通り、
しかし、である。
本日の私のポジションを鑑みるに、
なぜか左半身までライトが来ている。
そこまで気づき、
私たちの目の前に、今にもぶつかりそうな対向車が現れたのだ。
その距離は、もう20mもないように見える。
まずい!
ぶつかる!
彼が寝ていることに私が気づいてから、ここまでおそらく5秒ほど
はたまた、1分はあったのだろうか。
正直、この瞬間の記憶は曖昧である。
よく人は死ぬ瞬間にすべての風景がスローモーションに見えるとい
いわゆる、走馬灯というものが始まっているのだろうか?
プーーーーーーーーー!!!!!!
はっ、と気づくとドライバーの彼がようやく起きたのか、
それから、
対向車のライトとクラクションの音が朝の闇に消えて行く。
急ハンドルで生じた揺れはなかなかだったようで、
大丈夫か?とドライバーに尋ねてみる。
彼はすまないと力無く答えると、すぐに車を路肩に停めた。
停車後、
結局、代わりの同乗者が運転をすることになり、
残りの道中、
ファームに着き、車を降りる。
なんとかファームに辿り着くことができたという、
すると突然、そんな束の間の安堵を裏切るかのような、
前方ドア付近に目を向けた時である。
これは、まさか。
なるほど、どうやら私は重要なことに気づいてしまったらしい。
この事実は今まで気にとめていなかっただけで、
しかし今、まさに点と点が繋がり、
ならば、と私は思った。
おそらく、この車だけではないのではと私は気づいた。
その真意を確かめようとしたその時、
事の真意が気になっていた私だが、
ドライバーの言い分は以下の通りである。
私たちはこのドライバーも含め、
毎日同じ時間に家を出て、同じ時間に帰る。
帰ってからは次の日に備え、皆すぐに寝ていた。
そう思っていた。
しかし、実際はそうではなかったらしい。
実はこのドライバーを始め、
確かに言われてみれば、
彼曰く、昨日も帰宅後に急に物資の配達を頼まれ、
結局、家に帰ってきたのが深夜だったため、
彼はかなり謝っていたが、事情が事情であったため、
結局、
まさか、
私が推測するにコリアンのワーカーのみこのような雑用を押し付け
しかし、果たしてドライバーの彼らは仕事後のこの雑用に対して、
おそらく、タダ働きさせられているのではという疑問が湧いたが、
時刻はまもなく5時。
私は仕事スタートの前に一つどうしても確かめたいことがあった。
先ほど私が見たものがどのような意味を持つのか、
その結果次第では、今後の処遇を考えなければならない。
私は自分たちが乗ってきた車を背に、
そこには計5台のワゴン車が停まっていた。
どれも私が乗ってきた車と同じような車体である。
私はすべての車を見て回った。
やはり、私の睨んだ通りであった。
5台中、3台が私達の車と同じ状況であった。
点と点が繋がり、線と線が繋がった結果、
ただの推測だと思っていたものが、
翌日。
私は仕事を辞めることにした。
次のファーム先は決まっておらず、
今後どうするかは未定だが、
こうして、私の地獄のいちごファームでの日々は2週間弱で幕を閉
ちなみにこのファームは現在も存在しており、たまにFacebo
ファームは星の数ほどたくさんあるが、
そのファームが良いか悪いかの物差しは人それぞれで、
ただ、一つ言えるのは、
最後に私から1つアドバイスを送りたい。
私がこのファームを去ろうと決めた事実についてである。
ファーム送迎車の状態には常に気を配っていて欲しい。
少し時間を戻す。
ファーム最終日。
私はもっとも古株のコーワーカーに私の推測のすべてをぶつけてみ
ねえ、ちょっと聞きたいんだけど。ファームの車、なんで5台中3
「サイドミラー?あー、
もしファームに着いてファーム専用の送迎車があった場合、
セカンドより命が惜しいなら、
以上が私の地獄の日々の記録である。
これが多くの方の参考になれば、私の経験も報われる気がする。
完
文字通り死にかけた、嘘のような本当のお話でした。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
本日はここまで!
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